Claude Opus 5.5 がOmni AIで使えるようになりました。Anthropicは2026年9月22日に「5.5の波」の最初のモデルとしてこれを公開し、本日からOmni AIのProプランで提供を開始。モデル選択の Claude Opus 5 を置き換えます。
このガイドでは、どこで見つけられるか、Opus 5 とより大きな Claude Fable 5.1 に対して何が変わったのか、ベンチマークの数字が何を意味するのか、コンテキストウィンドウとAPI料金、そして実務を移す前に知っておくべき限界を扱います。
Claude Opus 5.5 がOmni AIで利用可能になりました
Anthropicとの別契約は必要ありません。Opus 5.5 は GPT-6 Astra、Gemini、Grok、DeepSeek と同じモデル選択に並び、1つのアカウントと1つのサブスクリプションで使えます。
- どこで使えるか:Omni AIのProプラン。iPhone、Android、ウェブのいずれでも、チャット画面のモデル選択から選べます。
- 変わった点:Claude Opus 5.5 が Claude Opus 5 を置き換え、Opus 5 は一覧から外れました。Claude Opus 4.8、Claude Sonnet 5、Claude Haiku 4.5 は変わりません。
- 過去のチャット:Opus 5 を使っていた会話はそのまま動き、自動的に 5.5 が応答します。作り直す必要はありません。
- サブスクリプションは1つ:同じProプランで一覧のすべてのモデルを使えるので、切り替えに追加費用はかかりません。
Omni AIで Claude Opus 5.5 を使う方法
手順は4つです。モデルはアカウント単位ではなく、メッセージごとに選べます。
- Omni AIを開く。iPhoneやAndroidで開くか、何もインストールせずブラウザで使えます。
- チャットを始める。会話の上部にあるモデル選択を開きます。
- Claude Opus 5.5 を選ぶ。Anthropicのモデルの中にあります。Proプランに含まれています。
- いつでも切り替える。会話の途中でもモデルを変えられ、新しいモデルはスレッド全体を把握します。複数のモデルを1つのアプリにまとめる意味はここにあります。
Claude Opus 5.5 とは
Claude Opus 5.5 はAnthropicのフラッグシップモデルで、エージェント的なコーディングと知識労働のために作られています。ツールを使う長いセッション、ソフトウェアの操作、実際のリポジトリの編集、そして気の利いた一回答ではなく完成した成果物の提出が対象です。Anthropicはこれをこれまでテストした中で最も強力なモデルと説明し、提供コストは安いにもかかわらず、多くの作業で Claude Fable 5.1 と同等の水準で動くとしています。
面白いのは効率の話です。Opus 5.5 は Opus 5 より約30%速く出力を生成し、同じタスクをより少ないトークンで終えます。だからこそAnthropicは、トークン単価だけを示すのではなく、典型的なワークロードでの節約を約40%と表現しています。Claude Sonnet 5.5 と Claude Haiku 5.5 も数週間以内に続くと発表されており、これは単発のリリースではなく世代の始まりです。
Claude Opus 5.5 のベンチマーク:数字が実際に語ること
Anthropicが公開したスコアの傾向は、偏りではなく一貫性です。Opus 5.5 は主要ベンチマークのすべてで Fable 5.1 と Opus 5 を上回り、差が最も大きいのはエージェント的なコーディングです。
- Terminal-Bench 4.0:66.4%。Fable 5.1 の55.8%、Opus 5 の52.3%に対する数字です。この組の中で最大の差であり、断片的なコードではなく実際のターミナル作業を測っています。
- FrontierCode v1.1:54.4%。50.3%と48.0%に対する数字です。明確な差であると同時に、こうしたタスクの半分は今も失敗するという事実の裏返しでもあります。
- CursorBench 4.0:57.8%。51.8%と46.6%に対する数字で、実在のコードベースを編集する課題です。
- GDPval-AA v2.1:1846 Elo。1735と1708に対する数字で、パズルではなく経済的価値のある知識労働を測ります。
- OSWorld 2.0:81.8%。コンピュータ操作の成績で、部分的な結果として公表されています。
- Humanity's Last Exam(ツールあり):67.7%。フロンティアモデルが今年ずっと順位を入れ替えてきた、広く開かれた推論のテストです。
まとめて読むと、結論は見出しより狭くなります。仕事がエージェント的なコーディング、ソフトウェアの操作、長い業務成果物であれば、公表された数字の上では Opus 5.5 が今日もっとも強い選択肢です。ただしこれらはベンダー自身による評価なので、独立した検証が追いつくまでは通常どおり割り引いて見るべきです。
Claude Opus 5.5 と Fable 5.1、Opus 5 の比較
Fable 5.1 はAnthropicの最大モデル、Opus 5 は前世代のフラッグシップなので、どちらも公平な比較対象です。重要な違いは次の4点です。
- エージェント的コーディング:Terminal-Bench 4.0 で Fable 5.1 に10.6ポイント差。多くの世代交代よりも大きな開きです。
- Fableとの価格差:入力・出力が100万トークンあたり4ドルと20ドル。Fable 5.1 の10ドルと50ドルに対する数字です。小さいモデルのほうが安く、しかもこれらのテストでは上回っています。
- Opus 5 とのコスト差:Anthropicは典型的なワークロードで約40%減としています。トークン単価が下がっただけでなく、使うトークン自体が減るためです。
- 速度:Opus 5 より約30%速い出力生成。長いエージェント実行をどこまで待てるかが変わります。
コンテキストウィンドウと料金
コンテキストウィンドウは市場最上位のまま据え置きで、今回の発表が実際に動かしたのは料金です。以下はAnthropicのAPI料金であり、Omni AIの中ではトークン課金のない定額サブスクリプションに含まれています。
- コンテキストウィンドウ:入力100万トークン。テキストにしておよそ1,500ページ分です。
- 出力上限:同期レスポンスで最大128,000トークン、バッチAPI経由なら最大300,000トークンです。
- API標準料金:入力100万トークンあたり4ドル、出力100万トークンあたり20ドルです。
- キャッシュ:キャッシュ読み出しが100万トークンあたり0.20ドル、書き込みが5ドル。読み出しは Opus 5 より約60%安くなっています。長いエージェント実行ではキャッシュが最大のレバーです。
- ファストモード:入力8ドル、出力40ドル(100万トークンあたり)。コストより待ち時間が重要な場合の選択肢です。
Claude Opus 5.5 が得意なこと
モデルにはそれぞれ形があります。Opus 5.5 の形は、長く走り、ツールに触れ、着手だけでなく完了まで求められる仕事です。
- エージェント的コーディング:実在のリポジトリでの多段階作業。コードを一塊返すのではなく、コマンドを実行し、出力を読み、自分で修正していきます。
- ターミナルとコンピュータ操作:多くの手順にまたがるソフトウェアの操作。ベンチマーク上の差が最も大きい領域です。
- 専門的な知識労働:GDPvalが測るような経済的価値のあるタスク。実際の要件に対する分析、起案、レビューなどです。
- 長文コンテキストの調査:100万トークン分の資料を、信頼に足る程度にまとめて保持し続けること。
- 明快さが必要な文章:Anthropicは専門用語を減らし、重要な情報を回答の冒頭に置くようにしたと説明しています。
フロンティアモデルの評価基準は、もはや答えが賢そうに聞こえるかどうかではありません。仕事が終わっていて、正しくて、前のモデルより安く済んだかどうかです。
限界と注意点
Anthropicは、自社で実施する中で最も包括的なアライメント検査である自動行動監査において、Opus 5.5 が過去最高の成績だったと報告する一方で、アライメントの評価は未解決の問題のままだと明言しています。この文の両方の半分を覚えておく価値があります。また本モデルには、生物学的能力やサイバー攻撃能力に関する作業を制限する、最高性能モデル向けの安全策が適用されています。
日々の運用では、実務的な注意点が2つあります。Anthropicは2026年8月31日より後に作成されたAPIアカウントに対して「思考の保全」と呼ばれる安全策を適用しており、モデルの推論過程をどこまで見られるかが制限されます。思考の連鎖を読むことを前提にしたワークフローは、新しいアカウントと古いアカウントで挙動が変わるということです。そして上記の数字はすべてベンダー自身が、ベンダーが選んだベンチマークで公表したものです。数値は妥当で方向性にも一貫性がありますが、ベンダーのテストでの10ポイント差は、あなたの業務での10ポイント差とは違います。
すべてで勝つモデルは存在しません。だからこそ1つに決め打ちせず、複数を手元に置いておく理由があります。上のベンチマークが示すとおり、Opus 5.5 はエージェント的なコーディングで先行する一方、広い領域のフロンティアは今も競り合ったままです。同じ質問を2つのモデルに投げて良いほうの答えを採用できることは、いちばん新しい名前を追いかけるより価値があります。この議論の詳しい版はどのAIモデルが本当にいちばん賢いのかをご覧ください。今月のフロンティア競争のもう一方はGPT-6 Astraの解説にまとめています。
よくある質問
Claude Opus 5.5 はOmni AIで使えますか?
使えます。Claude Opus 5.5 はOmni AIのProプランで、iPhone、Android、ウェブから利用できます。モデル選択では Claude Opus 5 を置き換え、Claude Opus 4.8、Claude Sonnet 5、Claude Haiku 4.5、さらに OpenAI、Google、xAI、DeepSeek のモデルと同じアカウントで並びます。
iPhoneやAndroidで Claude Opus 5.5 を使うには?
Omni AIを開いてチャットを始め、会話の上部にあるモデル選択から Claude Opus 5.5 を選んでください。Proプランに含まれています。会話の途中でもモデルを切り替えられ、新しいモデルはスレッド全体を把握します。
Claude Opus 5 はどうなりましたか?
Claude Opus 5.5 が置き換えました。Opus 5 はモデル選択の一覧から外れ、それを使っていた既存の会話は自動的に 5.5 が応答します。保存済みのチャットは何もしなくてもそのまま使えます。
Claude Opus 5.5 は無料で使えますか?
Anthropicからは無料では使えません。同社はPro、Max、Team、Enterpriseの各プランと有料APIで提供しています。Omni AIではProプランに含まれますが、アプリ自体は無料でダウンロードでき、サブスクリプションなしで使える無料モデルもあります。
Claude Opus 5.5 とは何ですか?
Claude Opus 5.5 はAnthropicのフラッグシップAIモデルで、2026年9月22日に Claude Opus 5 の後継として公開されました。エージェント的なコーディングと知識労働のために作られ、100万トークンのコンテキストウィンドウを備えた、Anthropicの5.5世代の最初のモデルです。
Claude Opus 5.5 のAPI料金はいくらですか?
入力100万トークンあたり4ドル、出力100万トークンあたり20ドルです。キャッシュ読み出しは100万トークンあたり0.20ドル、書き込みは5ドル、ファストモードは入力8ドル・出力40ドルです。Anthropicは Opus 5 と比べた総額の節約を典型的なワークロードで約40%としています。モデルがタスクあたりに使うトークン自体も減るためです。
Claude Opus 5.5 は Claude Fable 5.1 より優れていますか?
Anthropicが公開したベンチマークの上では優れており、しかも安価です。Terminal-Bench 4.0 で66.4%対55.8%、FrontierCode v1.1 で54.4%対50.3%、CursorBench 4.0 で57.8%対51.8%、GDPval-AA v2.1 で1846 Elo対1735。価格は100万トークンあたり4ドルと20ドルで、Fableの10ドルと50ドルを下回ります。
Claude Opus 5.5 のコンテキストウィンドウはどれくらいですか?
入力100万トークンです。同期レスポンスで最大128,000トークン、バッチAPI経由なら最大300,000トークンを出力できます。